(前回の記事です)



After the ApplesはThe Applesの続編?副産物?どういう位置付けか
姉妹作という考え方が一番ふさわしいかな


当時のインタビューで頻繁に赤だとか、青だとか音楽性を色で表していたんだけど
赤が愛情とか暖かさの象徴だったら
青は無機質な冷たさの象徴だと思っていて

赤の吉井和哉を楽しむThe Applesと
青の吉井和哉を楽しむAfter the Applesという対比の構造になっているんですね

そんな冷やりと楽しむこのミニアルバムを紹介していきたいと思います
よりディープな吉井和哉の世界に入っていきましょう


After The Apples(初回限定盤)
吉井和哉
EMI Records Japan
2011-11-16


01. 無音dB
02. Next Innovation
03. 母いすゞ

04. ダビデ
05. バスツアー
06. Born


01. 無音dB
歪んだギターがひたすら掻き鳴らされるギターロック
このギターリフ凄くかっこいい。曲調に合わせてVoも乱暴めでかっこいい

02. Next Innovation
無機質に淡々と進むビートが気持ちいい
無機質なのにサビメロはなんか哀愁を帯びてる不思議な感じ

03. 母いすゞ
リードトラック。なんか物凄くノスタルジーに駆られる
気怠く歌ってる吉井さんも好きだなー

04. ダビデ
この曲はブルーズなんだよね。
ワセドン3をもうちょっと大衆的にした感じ

05. バスツアー
リズム隊がグイグイいくグルーヴィな曲(演奏は両方とも吉井さんだけど笑)
歌い出しのメロがFallin' Fallin'ぽいけど、サビメロはすごくシンプル

06. Born
この作品中で一番青い曲。この曲の核ですね。
歌詞は修正後の物で、オリジナル版は映像作品のボートラに収録されています。


青の吉井和哉が残した大名盤
The Applesの方にも言える事ですけど、とにかくメロディが良い
この辺の時期は吉井和哉のセンス大爆発ですね

ちなみにこのアルバム、初回限定盤にはライブCDが付いていて
Applesツアーの音源が入っています。

2011年という年の空気感をリアルに収録していて
ある種ドキュメンタリーみたいに感じる事もできる素晴らしい出来です

ラストトラックのOne Dayは必聴ですよ!

というわけで2回連チャンで吉井さんの作品を紹介しましたが、
まぁこの2作は切って離すことはできないので、しょうがないですね

次は違う話しますよ笑

それではまた今度やりましょう!